診療案内


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看護部

看護部の紹介

看護部長より~私たちが大切にしている看護

秋田県立循環器・脳脊髄センター看護部のサイトへ、ようこそいらっしゃいました。

 当センターは、循環器と脳脊髄疾患の患者さんに対して高度な急性期医療を提供するとともに、再び住み慣れた地域で生活が送れるようリハビリテーションを行うことで、秋田県民の健康で質の高い生活に寄与することを目指しています。

 当センターには県民病と言われた脳卒中撲滅に向けて、多くの先輩医療従事者がそれぞれの職種において専門性を発揮してきた歴史があり、今も脈々と受け継がれています。多職種でのチーム医療は様々な病期で展開され、私たち看護師は思いやりの心を持ち、患者さんにとっての最善を常に考え、看護を提供することを看護部の理念としております。

 脳卒中も循環器疾患もある日突然発症することがあり、患者さんとご家族方の苦しみはとても大きく、本当の苦しみは当事者にしかわからないのかもしれません。しかし、私たち看護師にはこれまでに培った看護の経験があります。私たちは、患者さんにとっての最善を考えた看護の一つひとつを、患者さんに寄り添った看護の証として、さらには新たな看護に活かすために看護過程の展開にこだわり、患者さんとともに歩むプロセスを大切にしています

看護部長 佐々木 美和子




看護部の理念・基本方針

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看護部理念

私たちは、常に患者にとっての最善を考え、思いやりのある看護を提供します

基本方針

  1. 患者にとっての最善を常に考え、看護過程の展開に責任を持ちます
  2. 信頼される看護のために、安全を確認し安心を提供します
  3. 医療チームの一員として自己研鑽を重ね、看護の専門性を発揮します
  4. 看護実践と看護研究を通し、看護の振り返りと新たな知見を融合させ、より良い看護を追求します
  5. 組織の一員として病院経営に参画し、病院機能を強化していくことで地域医療に貢献します
  6. 互いを承認し、活き活きと働き続けられる職場環境づくりに取り組みます

2023年度 看護部目標

  1. 患者にとっての最善を考え、尊厳を守る看護を実践する
  2. 病院機能評価を機会と捉え、患者中心のチーム医療を推進する
  3. 働き方改革に取り組み、職場環境を改善する

看護部の概要

病床数・職員数

病床数・診療科数

184床 10診療科(救急告示病院)

職員数(2023年4月1日現在)

  • 看護師:201名
  • 任期付職員:看護師7名、看護補助者10名

看護単位

一般病棟および回復期リハビリ病棟

一般病棟 (西4病棟・西5病棟・東4病棟)10:1看護
回復期リハビリテーション病棟13:1看護

特定入院料算定病床

脳卒中ケアユニット入院医療管理料(SCU) 3:1看護
ハイケアユニット入院管理料1(HCU)4:1看護

外来・放射線科

外来・放射線科、手術室30:1看護

手術室

手術室

看護体制

勤務体制

病棟・救急部(3交代制勤務)、手術室(待機制)

勤務時間

看護師
イラスト:看護師の仕事のイメージ
  • 日勤:午前8時30分から午後5時15分
  • 準夜勤:午後4時30分から午前1時00分
  • 深夜勤:午前0時30分から午前9時00分
看護補助者

日勤:午前8時30分から午後5時00分

夜間看護補助者

午後16:30~22:15(勤務時間はワークライフバランスを考慮し選択できます)

看護提供方式

固定チームナーシング(全部署に導入)

  1. 患者さんに責任を持って継続した質の高い看護を実践する
  2. 看護スタッフのやりがい・自己実現を目指す

新人看護師は先輩看護師とペアになって、受け持ち患者さんの看護を行います。

全部署に固定チームナーシングを導入し、スタッフ一人ひとりのやりがいを支え、患者さんに責任ある看護の実践をめざし、日々奮闘しています。

病棟の紹介

東5病棟:48床(回復期リハビリテーション病棟)

回復期リハビリテーション病棟は、主に脳血管疾患による機能障害が残存した患者さんを受け入れ、医師、看護師、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、管理栄養士などの職種が患者・家族の望む在宅復帰を目指す専門病棟です。安心で安全な入院生活が送れるよう支援しています。

西5病棟:43床(一般急性期病棟)

西5病棟は、循環器・脳血管・脊髄脊椎疾患の他にガンマナイフ治療や検査入院などに対応する混合病棟です。検査や手術目的で予約入院する場合が多く、不安の緩和と検査・治療がスムーズに行われるような看護を心がけています。

西4病棟:35床(一般急性期病棟)

心臓カテーテル検査、不整脈治療、心不全などの循環器疾患や急性期を脱した脳卒中および脳神経外科疾患の患者さんが入院している病棟です。治療・検査に伴う適切な看護と患者・家族の気持ちに寄り添った退院支援を実践しています。

東4病棟:35床(一般急性期病棟)

東4病棟は、新型コロナ感染症患者を受け入れている他、日常生活に介助を要する患者さんが入院しています。感染症を克服し、安心して社会生活を送ることができるよう看護を行っています。また、急性期を脱した患者さんが自立に向けて心地よい療養環境で過ごすことができるよう 患者さんの思いに寄り添った看護を心がけています。

SCU:8床(脳卒中ケアユニット)

SCU(Stroke Care Unit:脳卒中ケアユニット)は対象疾患である脳卒中の急性期治療・リハビリに特化した看護を提供しています。オープンスペースの中で、手厚い看護を実践し、患者さんやご家族の気持ちに寄り添いながら多職種連携を推進しています。

HCU:12床(ハイケアユニット)/救急

HCUでは脳疾患・心疾患・脊髄脊椎疾患の手術後の患者さんの他、緊急入院の受け入れや重症な患者さんの超急性期の看護を行っています。そして、安全を最優先に常に患者さんにとっての最善を考え、多職種と連携しチーム医療を行っています。また、24時間365日、救急患者さんの受け入れを担っています。

手術室・中央材料室:6室(うちハイブリッド手術室2室)

ハイブリッド手術室に最新の医療機器が整備され、くも膜下出血・心筋梗塞など超急性期治療が提供できます。術前訪問を通じて手術を受ける患者さん個々の不安を理解し、安心して手術を受けることができるよう多職種が連携したチーム医療を実践しています。脳神経外科、脊髄脊椎外科、循環器内科、心臓血管外科等年間約900件の手術・検査を行っています。

外来・放射線科

外来看護師と医師事務補助、入退院支援看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、栄養士などの多職種が連携し、安心して在宅での療養環境ができるよう支援しています。各科の受診に関する相談へも対応しています。ご不明な点は遠慮なくお声がけください。

教育について

キャリアアップ支援

教育理念

センター・看護部の理念に基づき、看護実践能力、組織的役割遂行能力、自己教育力を備えた自律した看護師を育成する。

教育目標

  1. 循環器・脳脊髄医療に携わる看護師として、専門的な知識と技術の取得ができる。
  2. 組織の一員としての立場と役割を認識し責任のある行動ができる。
  3. 自己教育力を発揮し、キャリア開発ができる。

私たちが目指す看護師像

  1. 看護師の仕事に誇りを持ち、職務に責任を持てる看護師
  2. 倫理観と豊かな人間性を持ち、患者さんにとっての最善を考え行動できる看護師
  3. 循環器・脳脊髄疾患に対して包括的な医療を提供する医療チームの一員として、専門性が高く、安全・安心な看護が提供できる看護師
  4. 主体的に学習し続けることができる看護師
  5. 共に働く人たちを認め、協力し合える看護師
  6. 看護の成果を発信し、新たな看護を創造できる看護師
  7. 効率的で健全な病院経営に参画できる看護師

キャリア開発ラダーの活用

当センター看護部では、日本看護協会クリニカルラダーを基に、看護実践能力に加え、マネジメント能力、自己教育・研究能力、役割遂行能力を備えた「キャリア開発ラダー」を作成し、人材育成に取り組んでいます。キャリア開発ラダーは、以下の目的で使用しています

  1. 看護実践能力を向上し、安全で安心な看護を提供する
  2. 個々の看護師が自ら目標をもって成長・発達していく指標とする
  3. 看護の質の向上に活かす

個々の看護師に適した教育支援のツールとする

看護師のキャリア開発

レベル 定義
レベルⅤ より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択しQOLを高めるための看護実践をする
レベルⅣ 幅広い視野で予測的判断をもち看護実践をする
レベルⅢ ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する
リーダーシップを発揮し、指導的役割を担える
レベルⅡ 標準的な看護計画に基づき自立した看護を実践する

レベルⅠ

レベル新人

基本的な看護手順に従い、必要に応じて助言を得て看護を実践する

自ら申請し、認定されてキャリアアップすることにより、モチベーションの向上を図ります。

  • 院内研修:レベルⅠ、レベルⅡ、レベルⅢ、レベルⅣ、レベルⅤ、管理研修、役割研修、専門研修、プリセプター研修
  • 新人看護師育成については、固定チームナーシング・新人ペア受け持ち方式を導入し、複数の指導担当が一人の新人看護師を支援しています
  • 看護研究:研究計画から発表まで院内外講師によるサポートをしています
  • 院外研修:職員各自の自己研鑽を支援する生活学習支援制度を活用し、活発な学会活動への参加

認定看護師紹介

当院には2名の認定看護管理者、6分野7名の認定看護師がいます。

認定看護管理者:佐々木 美和子(看護部長)

看護を取り巻く環境の変化が加速しています。変化に柔軟に対応できる人材育成と、看護師一人ひとりの看護への思いを大事にし、看護部理念の具現化に向けてマネジメントすることが私の役割です。

認定看護管理者:近藤 多美子(副看護部長)

一人ひとりの患者さんが安心して療養し、不安なく退院できるよう、多職種と連携し安全で質の高い看護を行います。そのために必要な専門的知識・技術を身につけ、人間性を研く努力を続けて参ります。私たちの看護理念を基に、常に患者さんに寄り添い柔軟に対応できる看護師の育成と働きやすい職場環境づくりを目指しています。

感染管理認定看護師:阿部 亜矢子(副看護部長)

感染管理とは、病院内で感染が発生しないように、そして拡がらないように病院と利用する全ての方々を守る活動をしています。感染管理認定看護師として、組織横断的に全ての職種とチームと組み、手指衛生をはじめとした感染対策が当たり前に実践されるような風土作りを目指して活動しています。

皮膚・排泄ケア認定看護師:猿田 真紀子(看護師長)

入院中は、様々な場面で皮膚トラブルを起こす危険性があります。クリティカルケア・救急領域から一般病棟、回復期リハビリテーション病棟まで、医療関連機器や失禁が原因の皮膚損傷と褥瘡(床ずれ)を確実に予防できるケアの定着を目指し、幅広く活動しています。

集中ケア認定看護師:高橋 悠葵(副看護師長)

重症度が高い患者様は、慢性疾患の既往などにより炎症反応が全身へ波及し多臓器障害を招くリスクが高くなります。我々は患者様の全身状態を整え早期離床を行うことで炎症の拡大を阻止し合併症予防に努めます。また、先の見通しがつきにくい状態にある患者様やご家族の方々の不安を軽くし安心して治療が受けられるよう心がけています。

集中ケア認定看護師:工藤 志和子

緊急で入院した重症患者様の合併症予防や苦痛の緩和に努め、多職種と連携し早期回復を目指すための援助を行っていきます。また、突然の発症により重症化した患者様のご家族の精神的援助を行い、ご家族が安心して患者様のサポートが出来るための援助を行っていきたいです。

摂食嚥下障害看護認定看護師:土田 美保子

摂食嚥下障害は、脳・心循環器・脊髄疾患や認知症、加齢など様々な要因によって生じます。それに伴い、安全においしく口から食べることができなくなる場合があります。摂食嚥下障害があっても、患者様にとって“食”が楽しみとなるよう、嚥下機能の評価や食事形態、訓練法の選択などを多職種と協働しながら取り組んでいます。

認知症看護認定看護師:高橋 ゆかり

高齢化に伴い、身体疾患のために検査や治療を受ける認知症高齢者が増えています。環境の変化や関わりによっては、行動・心理症状の増加や身体拘束の実施など悪循環が起きてしまいます。適切な治療を受け、速やかに元の場所へ戻れるように、看護の質の向上を目指し活動しています。

手術看護認定看護師:菊地 弦

手術を受ける患者さんやご家族が安心して手術に臨めるよう看護を提供します。手術看護は患者さんが手術治療を提案された時点から始まります。手術に対する期待と不安、価値観は人それぞれです。一人ひとりの思いや背景を受け止め、最適な手術に臨める環境を創ることを心掛けています。また、患者さんを支えているご家族の不安やストレスも大きいです。患者さんはじめ、ご家族を含めた手術看護を目指しています。

教育研修体制について

教育研修体制の詳細は以下をご覧ください。

スタッフ紹介

  • 看護部長:佐々木 美和子
  • 副看護部長:近藤 多美子(医療安全管理者)
  • 副看護部長:阿部 亜矢子(感染管理認定看護師)
  • 副看護部長:伊藤 淳子(兼:地域連携患者支援室室長補佐)
  • 看護師長:猿田 真紀子(皮膚排泄ケア認定看護師)
  • 看護師長:村田 淳子(外来)
  • 看護師長:菊地 志津子(手術室)
  • 看護師長:小林 浩美(西4病棟)
  • 看護師長:高橋 典子(西5病棟)
  • 看護師長:藤田 知子(東4病棟)
  • 看護師長:川村 みどり(回復期リハビリテーション病棟)
  • 看護師長:米谷 志保子(HCU)
  • 看護師長:高田 昌子(SCU)

採用情報

採用に関する情報は下記をご覧ください。
秋田県立病院機構 採用情報 看護師

新人研修(4月の風景)

(振り返り研修)

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