診療案内
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看護部
看護部の紹介
看護部長よりメッセージ

秋田県立脳血管研究センターは、2019年3月1日より『秋田県立循環器・脳脊髄センター』と名称を変更し、新体制で診療をスタートいたしました。当院は、脳・循環器疾患を中心とした三次救急医療機関としての役割を担い、県民の医療への貢献を目指しています。
看護部は、『その人らしさを支え、寄り添い、ともに歩み続ける看護』を理念とし、患者さんの「自分らしく活きる」ことを支え、人と人とのつながりを大事にした看護を心がけています。また、看護職員が自らキャリア開発に積極的に取り組み“なりたい自分”になれる環境を整え、看護能力の向上を図り、「看護で選ばれる病院」を目指しています。
自ら学び、考え、行動する『自律した看護師』をめざし、「県立循環器・脳脊髄センター」で一緒に新たな看護へ挑戦してみませんか!
看護部長 伊藤真紀子
チーム医療を支える:『活きる』を支え、看護を繋ぐ

当センターでは、突然の発症とそれに伴う障害を受容し、社会復帰を目指す患者さん一人ひとりの生きる力を大切に『想って』います。症状が不安定な急性期からリハビリテーション中心の回復期まで継ぎ目のない一貫した『思い』で看護を行っています。
そして、医師、栄養士やリハビリテーションスタッフとともにチーム医療の一翼を担い、時に患者さんの代弁者となって寄り添い、速やかな回復をサポートしています。


看護部の理念・基本方針

看護部理念
その人らしさを支え、寄り添い、ともに歩み続ける看護を目指しています
基本方針
- 医療安全に努め、安全・安心できる医療環境を整えます。
- 地域と連携を図り、地域医療・看護に貢献します。
- 専門職として自己研鑽を重ね、質の高い看護を提供します。
- 組織の一員として、積極的に病院経営に参画します。
- いきいきと働き続けられる組織づくりを目指します。
2022年度 看護部目標
- 一人ひとりの患者に寄り添い、尊厳を守り、継続して身体拘束最小化に取り組みます。
- 安全で安心な看護ケアの提供のため、基本に則った手順順守を行います。
- 対応力を発揮し、やりがいを持って働ける職場づくりに取り組みます 。
看護部の概要
病床数・職員数
病床数・診療科数
184床 10診療科(救急告示病院)
職員数(2022年4月1日現在)
- 看護師:190名
- 任期付職員:看護師7名、看護補助者10名
看護単位
一般病棟および回復期リハビリ病棟
一般病棟 | 7:1看護 |
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回復期リハビリテーション病棟 | 13:1看護 |
特定入院料算定病床
脳卒中ケアユニット入院医療管理料(SCU) | 3:1看護 |
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ハイケアユニット入院管理料1(HCU) | 4:1看護 |
外来・放射線科
外来・放射線科 | 30:1看護 |
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看護体制
勤務体制
病棟・救急部(3交代制勤務)、手術室(待機制)
勤務時間
看護師

- 日勤:午前8時30分から午後5時15分
- 準夜勤:午後4時30分から午前1時00分
- 深夜勤:午前0時30分から午前9時00分
看護補助者
日勤:午前8時30分から午後5時00分
看護提供方式
固定チームナーシング(全部署に導入)
- 患者さんに責任を持って継続した質の高い看護を実践する
- 看護スタッフのやりがい・自己実現を目指す
一人ひとりが自立していること、自立に向かうことを基本としています
看護記録
電子カルテ導入、POS:SOAP記録
病棟の紹介
全部署に固定チームナーシングを導入し、スタッフ一人ひとりのやりがいを支え、患者さんに責任ある看護の実践をめざし、日々奮闘しています。
東5病棟:48床(回復期リハビリテーション病棟)
当センターの回復期リハ病棟は、主に脳血管疾患による機能障害が残存した患者さんを受け入れ、医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー、管理栄養士などの職種で早期に在宅復帰を目指す専門病棟です。安心で安全な入院生活が送れるよう支援しています。
西5病棟:38床(一般急性期病棟)
西5病棟は、循環器・脳血管・精髄脊椎疾患の他にガンマナイフ治療やフォローアップ検査入院などに対応する混合病棟です。検査や手術目的で予約入院する場合が多く、不安の緩和と検査・治療がスムーズに行われるような看護を心がけています。
西4病棟:35床(一般急性期病棟)
心臓カテーテル検査、不整脈治療、心不全などの循環器疾患や急性期を脱した脳卒中および脳神経外科疾患の患者さんが入院している病棟です。治療・検査に伴う適切な看護と患者・家族の気持ちに寄り添った退院支援を実践しています。
SCU:8床(脳卒中ケアユニット)
SCU(Stroke Care Unit:脳卒中ケアユニット)は対象疾患である脳卒中の急性期治療・リハビリに特化した看護を提供しています。オープンスペースの中で、手厚い看護を実践し、患者さんやご家族の気持ちに寄り添いながら多職種連携を推進しています。
HCU:12床(ハイケアユニット)/救急
HCUでは脳疾患・心疾患・脊髄脊椎疾患の手術後の患者さんの他、緊急入院の受け入れや重症な患者さんの超急性期の看護を行っています。そして、安全を最優先に常に患者さんにとって最善を考え、多職種と連携しチーム医療を行っています。また、24時間365日、救急患者さんの受け入れを担っています。
手術室・中央材料室:6室(うちハイブリッド手術室2室)
ハイブリッド手術室に最新の医療機器が整備され、くも膜下出血・心筋梗塞など超急性期治療が提供できます。術前訪問を通じて手術を受ける患者さん個々の不安を理解し、安心して手術を受けることができるよう多職種が連携したチーム医療を実践しています。脳神経外科、脊髄脊椎外科、循環器内科、心臓血管外科等年間約900件の手術・検査を行っています。
外来・放射線科
外来看護師と医師事務補助者、入退院支援看護師、皮膚・排泄ケア認定看護師、薬剤師、栄養士などの多職種が連携して、チームで患者さんに関わり、安心して受診いただける環境で診療、看護にあたっています。ご不明な点はご相談ください。
教育について
キャリアアップ支援
教育理念
センター・看護部の理念に基づき、看護実践能力、組織的役割遂行能力、自己教育力を備えた自律した看護師を育成する。
教育目標
- 循環器・脳脊髄医療に携わる看護師として、専門的な知識と技術の取得ができる。
- 組織の一員としての立場と役割を認識し責任のある行動ができる。
- 自己教育力を発揮し、キャリア開発ができる。
目指す看護師像
自ら学び、考え、判断し、そして行動できる「自律した看護師」の育成を目指す
キャリア開発ラダーの活用
当センター看護部では以下の目的でクリニカルラダーを使用しています
- 看護実践能力を向上し、安全で安心な看護を提供
- 個々の看護師が自ら目標をもって成長・発達していく指標
- 看護の質の向上
- 個々の看護師に適した教育支援
看護師のキャリア開発
レベル | 定義 | 管理・専門・ジェネラリスト |
---|---|---|
レベル5 | より複雑な状況において、ケアの受け手にとって最適な手段を選択しQOLを高めるための看護実践をする | セカンドレベル |
レベル4 | 幅広い視野で予測的判断をもち看護実践をする | - |
レベル3 | ケアの受け手に合う個別的な看護を実践する リーダーシップを発揮し、指導的役割を担える |
ファーストレベル 認定看護師 |
レベル2 | 標準的な看護計画に基づき自立した看護を実践する | ジェネラリスト |
レベル1 | 基本的な看護手順に従い、必要に応じて助言を得て看護を実践する | - |
レベル新人 | 看護を実践する | ― |
自ら申請し、認定されてキャリアアップすることにより、モチベーションの向上を図ります。
- 院内研修:レベル1、レベル2、レベル3、レベル4、レベル5、管理研修、役割研修、専門研修、プリセプター研修
- 新人看護師育成については、固定チームナーシング・新人ペア受け持ち方式を導入し、複数の指導担当が一人の新人看護師を支援しています
- 看護研究:研究計画から発表まで院外講師によるサポートをしています
- 院外研修:職員各自の自己研鑽を支援する生活学習支援制度を活用し、活発な学会活動への参加
認定看護師紹介
当院には2名の認定看護管理者、7分野8名の認定看護師がいます。
認定看護管理者:近藤 多美子(副看護部長)
一人ひとりの患者さんが安心して療養し、不安なく退院できるよう、多職種と連携し安全で質の高い看護を行います。そのために必要な専門的知識・技術を身につけ、人間性を研く努力を続けて参ります。私たちの看護理念を基に、常に患者さんに寄り添い柔軟に対応できる看護師の育成と働きやすい職場環境づくりを目指しています。
認定看護管理者:佐々木 美和子(副看護部長)
看護を取り巻く環境の変化が加速しています。多様な背景を持つ患者さんはもちろんですが、働く看護師の背景も多様化しています。変化へ柔軟に対応できる人材育成と、看護師一人ひとりの看護への思いを大事にし、看護部理念の具現化に向けてマネジメントすることが私の役割です。
感染管理認定看護師:阿部 亜矢子(副看護部長)
感染管理とは、病院内で感染が発生しないように、そして拡がらないように病院と利用する全ての方々を守る活動をしています。感染管理認定看護師として、組織横断的に全ての職種とチームと組み、手指衛生をはじめとした感染対策が当たり前に実践されるような風土作りを目指して活動しています。
皮膚・排泄ケア認定看護師:猿田 真紀子(看護師長)
入院中は、様々な場面で皮膚トラブルを起こす危険性があります。クリティカルケア・救急領域から一般病棟、回復期リハビリテーション病棟まで、医療関連機器や失禁が原因の皮膚損傷と褥瘡(床ずれ)を確実に予防できるケアの定着を目指し、幅広く活動しています。
集中ケア認定看護師:高橋 悠葵(副看護師長)
重症度が高い患者様は、慢性疾患の既往などにより炎症反応が全身へ波及し多臓器障害を招くリスクが高くなります。我々は患者様の全身状態を整え早期離床を行うことで炎症の拡大を阻止し合併症予防に努めます。また、先の見通しがつきにくい状態にある患者様やご家族の方々の不安を軽くし安心して治療が受けられるよう心がけています。
集中ケア認定看護師:工藤 志和子
緊急で入院した重症患者様の合併症予防や苦痛の緩和に努め、多職種と連携し早期回復を目指すための援助を行っていきます。また、突然の発症により重症化した患者様のご家族の精神的援助を行い、ご家族が安心して患者様のサポートが出来るための援助を行っていきたいです。
摂食嚥下障害看護認定看護師:土田 美保子
摂食嚥下障害は、脳・心循環器・脊髄疾患や認知症、加齢など様々な要因によって生じます。それに伴い、安全においしく口から食べることができなくなる場合があります。摂食嚥下障害があっても、患者様にとって“食”が楽しみとなるよう、嚥下機能の評価や食事形態、訓練法の選択などを多職種と協働しながら取り組んでいます。
脳卒中リハビリテーション看護認定看護師:新田 一也
脳卒中は突然発症し、生命を脅かす病気です。また運動麻痺等の様々な後遺症を残し、入院前の生活を送ることが困難になる場合もあります。脳卒中リハビリテーション看護認定看護師は、その人らしい生活が再び送れるように、重篤化を回避するための看護を率先して行い、入院時から病態に合わせた早期離床の実施や退院支援等を行います。
認知症看護認定看護師:高橋 ゆかり
認知症を持つ人は、認知機能の低下による生活の困難さ、身体的苦痛や不快感などの認知症に関連した様々な困るごとを抱えて入院生活をされています。認知症の人の苦痛が少しでも緩和されるようなケアを行えるよう取り組みます。
手術看護認定看護師:菊地 弦
手術を受ける患者さんやご家族が安心して手術に臨めるよう看護を提供します。手術看護は患者さんが手術治療を提案された時点から始まります。手術に対する期待と不安、価値観は人それぞれです。一人ひとりの思いや背景を受け止め、最適な手術に臨める環境を創ることを心掛けています。また、患者さんを支えているご家族の不安やストレスも大きいです。患者さんはじめ、ご家族を含めた手術看護を目指しています。
教育研修体制について
教育研修体制の詳細は以下をご覧ください。
スタッフ紹介
- 看護部長:伊藤 真紀子
- 副看護部長:近藤 多美子 (兼)医療安全管理室
- 副看護部長:佐々木 美和子
- 副看護部長:阿部 亜矢子(感染管理認定看護師)
- 看護師長:猿田 真紀子(皮膚排泄ケア認定看護師)
- 看護師長:小鎌 はるみ(SCU)
- 看護師長:伊藤 淳子(HCU)
- 看護師長:村田 淳子(外来)
- 看護師長:小林 浩美(西4病棟)
- 看護師長:菊地 志津子(手術室)
- 看護師長:川村 みどり(回復期リハビリテーション病棟)
- 看護師長:高橋 典子(西5病棟)
採用情報
採用に関する情報は下記をご覧ください。
秋田県立病院機構 採用情報 看護師
新人研修(4月の風景)





(振り返り研修)

