診療案内


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脊髄脊椎外科診療部

脊髄脊椎外科診療部からのお知らせ

  • 2018年7月
    日本脊髄外科学会認定訓練施設になりました。
  • 2017年8月25日
    Forbes JAPAN 10月号にMedical innovatorとして菅原卓脊髄脊椎外科診療部長の記事が掲載されました。
  • 2016年8月
    「イオンショット法により表面改質された高機能脊椎ケージシステムの開発」が平成29年度埼玉県産学連携研究開発プロジェクト補助金の採択事業者に決定しました。
  • 2016年8月
    「脊椎固定術に用いるオーダーメイドスクリューガイドテンプレートの開発」が2016年から2017年度の新技術開発財団の新技術開発助成に採択されました。
  • 2015年2月18日
    日刊工業新聞1面に当診療部主導で行っている3Dチタンプリンターを用いた脊椎インプラント開発についての記事が掲載されました。
  • 2014年8月1日
    経済産業省の平成26年度「医工連携事業化推進事業」に当診療部が進めている「3Dチタンプリンターを用いた革新的脊椎制動インプラントの開発」が採択予定事業となりました。
  • 2014年7月1日
    脊髄脊椎外科診療部を開設しました。
写真:秋田県庁で会見する菅原卓
秋田県庁で会見する菅原卓脊髄脊椎外科診療部長

診療について

診療内容

脊髄脊椎外科診療部で扱う疾患は、頚椎症、頚椎椎間板ヘルニア、腰椎症(腰部脊柱管狭窄症)、腰椎椎間板ヘルニア、後縦靭帯骨化症に代表される脊椎変性疾患が代表的ですが、脊髄腫瘍、脊髄血管障害や先天性奇形(脊髄空洞症、キアリ奇形、腰仙部脂肪腫など)など多岐に渡ります。すべての脊髄・脊椎疾患に対して負担の少ない治療を心がけ、手術を行った患者さんでも、術後3日から1週間程度での退院が可能です。

外来日

毎週月曜日

治療法のご紹介

腰椎椎間板ヘルニアに対する低侵襲椎間板摘出術

器具を用いて2センチメートル程度の皮膚切開を行い、顕微鏡下に椎間板を摘出します。他の方法に比べ、傷の痛みがほとんどなく、早期(術後3から7日)に退院可能です。

イラスト:腰椎椎間板ヘルニアに対する低侵襲椎間板摘出術

腰部脊柱管狭窄症に対する低侵襲手術

器具を用いて2センチメートル程度の皮膚切開を行い、片側侵入両側除圧を行います。一般的な方法と比べ、傷が小さく、早期退院が可能です。

イラスト:腰部脊柱管狭窄症に対する低侵襲手術

頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアに対する頚椎前方固定術

顕微鏡下に椎間板を摘出した後に、図のような人工の椎間板スペーサーを挿入する方法です。従来手術に比べ術後に臥床安静が必要なく、術後1週間で退院可能です。

イラスト:頚椎症、頚椎椎間板ヘルニアに対する頚椎前方固定術

頚部脊柱管狭窄症における後方減圧術

皮膚や筋肉の切開を最小限にして顕微鏡下で減圧操作を行うことにより、術後の傷の痛みを軽減しています。術後1週間で退院可能です。

写真:頚部脊柱管狭窄症における後方減圧術の様子

BKP治療法(腰椎圧迫骨折に対するバルーン椎体形成術)

BKP治療法とは

骨粗しょう症などによって起きた背骨の骨折(脊椎圧迫骨折)による背中の痛みを改善させる経皮的バルーン椎体形成術(バルーンカイフォプラスティ:BKP)が、2011年1月から保険適応となりました。骨折した脊椎(椎体:椎骨の前部を占める半円形の部分)の中で風船(バルーン)をふくらませることによって、椎体がつぶれている状態を整復してから、セメントを注入して固定する手術です。手術は全身麻酔で行い、約1時間で終了します。手術により背中の左右に5ミリメートルほどの小さな傷が2カ所つきますが、大きな傷は残りません。手術後の状態が問題なければ、翌日から歩行を開始し、3日から7日で退院となります。

治療による効果

この治療は圧迫骨折による痛みを改善し、また後弯変形(こうわんへんけい、猫背のこと)を改善して背骨をより正常な配列に近づけるため、次の効果が期待されます。

  • 痛みによる日常生活動作困難、睡眠障害・うつ状態の改善
  • 新たな脊椎圧迫骨折の予防
  • 腹部臓器の圧迫による食欲不振、逆流性食道炎の改善
  • 肺の圧迫による呼吸機能障害の改善
  • バランス感覚低下による転倒の予防
  • 寝たきりの予防や死亡率の改善
治療対象者

本治療の対象者は、手術以外の保存的療法(体を傷つけない治療法)によっても背中の痛みが改善されない方です。骨折した骨の数や形、全身状態によっては対象とならない患者さんもおられます。詳しくは担当医までご相談ください。

治療イメージ
  1. 骨折した骨に小さなバルーン(風船)のついた手術器具を入れます。
  2. 風船を徐々に膨らませつぶれた骨をできるだけ骨折の前の形まで持ち上げます。
  3. 風船を抜くと空間ができます。その空間に骨セメントを充填します。
治療イメージのイラスト、1.手術器具の挿入、2.風船を膨らませる、3.骨セメントを充填
イラスト:手術跡のイメージ
手術跡の例
レントゲン写真:治療の様子
治療時のレントゲン

研究について

研究内容(公的研究費獲得実績)

  • 2014年から2016年度のAMED医工連携事業化推進事業に採択された「3Dチタンプリンターを用いた革新的脊椎制動インプラントの開発」
  • 2016から2017年度の新技術開発財団助成が得られた「脊椎固定術に用いるオーダーメイドスクリューガイドテンプレートの開発」
  • 2015年から2017年度の当センター公募研究に採択された「3Dプリンターを用いた頭蓋・顔面骨インプラントの開発」
  • 2017年度の埼玉県産学連携研究開発プロジェクトに採択された「イオンショット法により改質された高機能脊椎ケージシステムの開発」
  • 2016年から2018年度の科研費(基盤研究C)に採択された「チタン製インプラント形状と骨再生の関係に関する研究」
  • 2015年から2017年度の当センター公募研究に採択された「腰椎低侵襲手術における3次元画像処理技術を用いた手術シミュレーション」

研究内容(国際共同研究)

  • 米国ラッシュ大学とのcadaver studyThree-dimensional Morphological Analysis of the Human Lumbar Lamina
  • 米国OrthoCarolina InstituteとのスクリューガイドのFDA承認取得のためのcadaver study

スタッフ紹介

医師

菅原 卓(部長)

写真:菅原卓
専門医資格
専門領域
  • 頚椎・腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術
  • 頚椎症、腰椎症(頚部、腰部脊柱管狭窄症)の外科的治療
  • 脊髄腫瘍、脊髄血管障害の外科的治療
  • 脊椎圧迫骨折の治療

The Best Doctors in Japan 2018-2019に選出されました。

東山 巨樹

写真:東山巨樹
専門医資格
専門領域
  • 頚椎・腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術
  • 頚椎症、腰椎症(頚部、腰部脊柱管狭窄症)の外科的治療
  • 脊髄腫瘍、脊髄血管障害の外科的治療
  • 慢性疼痛に対する脊髄刺激療法

辻 俊幸

写真:準備中
専門医資格

日本脳神経外科学会専門医

遠藤 拓朗

写真:準備中
専門医資格
  • 日本脳神経外科学会専門医
  • 日本医師会認定産業医
  • 日本医師会認定健康スポーツ医
  • 日本脳神経外科学会専門医
専門領域
  • 頚椎・腰椎椎間板ヘルニアの低侵襲手術
  • 頚椎症・腰椎症(頚部・腰部脊柱管狭窄症)の外科的治療
  • 脊髄腫瘍・脊髄血管障害の外科的治療

採用情報

採用に関する情報は下記をご覧ください。
秋田県立病院機構 採用情報 医師

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