診療案内
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脳血管内科
脳血管内科の紹介
脳血管内科は脳卒中を全身血管病ととらえ、神経病学、循環器病学などの視点から診療する専門科です。当科では脳梗塞の原因について超音波検査、他の画像検査も踏まえ総合的に治療薬の決定、外科治療の適応について判断しています。
脳梗塞は大きく5つの種類に分けられますが、主な原因は頭部・頚部の動脈硬化で血管が狭窄・閉塞したり、心房細動という不整脈が原因で心臓内にできた血栓が脳血管に流れて血管を閉塞することで、脳梗塞を発症します。精査を行っても、4人のうち1人は原因不明と言われています。この場合は更に詳細な原因検索が必要であり、脳血流の上流に相当する心臓内や大動脈弓部を詳しく調べ、左房内血栓、卵円孔開存、大動脈弓部プラーク、弁の疣贅、心臓腫瘍などがないか検索します。先天性や癌などによる血栓性素因の確認も行います。植込み型心電図記録計(小型の心電図を皮下に植込みを行い心房細動の有無を確認する機械)を用いることもあります。
近年薬物治療の進歩により脳梗塞の二次予防薬は多岐に渡ります。生活習慣病に対する内科治療、抗血栓薬の使い分けについて吟味します。薬物治療で再発予防が不十分と判断した場合はデバイス治療(経皮的卵円孔閉鎖術、左心耳閉鎖術、カテーテルアブレーションなど)を選択します。

スタッフ紹介
医師
土井尻 遼介(部長) 脳血管内科
師井 淳太 脳神経外科 統括部長
古谷 伸春 脳神経外科
吉田 泰之 脳神経外科
採用情報
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秋田県立病院機構 採用情報 医師