研究所
institute
秋田県立循環器・脳脊髄センターを受診された患者の皆さま
【研究課題名】くも膜下出血患者に対する後頚部罨法による頭痛緩和の効果
【研究責任者】看護部 集中治療病棟 高橋 温子
【他の研究機関および各施設の研究責任者】該当なし
【本研究の目的】
本研究はくも膜下出血患者さまの後頚部を冷やした後、温めること(以下冷罨法、温罨法と記載する)で、頭痛が緩和されるかを明らかにすることを目的としています。昨年度の当センターくも膜下出血患者さまの頭痛に対する鎮痛剤の使用頻度が発症から8日目にピークを迎えていました。痛みによって引き起こされるストレス反応は、一般に睡眠障害や離床遅延など有害な結果をもたらすと言われています。当センター集中治療病棟では痛みへの対応として主に薬物療法とリラクゼーション効果を期待した冷罨法を行っていますがコントロールに難渋することが多い現状にあります。
先行研究では、冷罨法直後に温罨法を行い大きな温度変化を生じさせることで痛みが緩和されたという研究結果があります。今回私たちは、後頚部罨法によって、くも膜下出血超急性期患者さまの頭痛が緩和されるかを研究することとしました。
【調査データの該当期間】罨法実施群:2025年6月〜11月
罨法未実施群:2022年12月〜2023年12月
【対象となる方】当センターに搬送された発症14日目までの急性期くも膜下出血患者
【使用する情報】電子カルテに記載のある診療記録、検査データを利用する
【試料/情報の他機関への提供】該当なし
【個人情報の取り扱い】
使用する情報から氏名や住所等の対象者を直接特定できる個人情報は削除いたします。また、研究成果は学会等で発表を予定していますが、その際も対象者を特定できる個人情報は利用いたしません。
既に退院された患者さまも研究の対象となっております。データの使用を希望されない方も下記お問い合わせ先にご連絡を下さい。
【利益相反】本研究に関連し、開示すべき利益相反はありません。
【問合せ先】
秋田県立循環器・脳脊髄センター 看護部(集中治療病棟) 高橋 温子
電話 018-833-0115(内線3210)