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FDG-PETがん検診について

FDG-PETとは

FDG(フルオロデオキシグルコース)はブドウ糖類似物質であり、放射性同位元素である18F(フッ素18)を標識したFDGをPET(陽電子放出断層撮影)検査で使用します。18F-FDGは体内でブドウ糖を多く使う組織に集積しますが、がん病巣ではブドウ糖代謝が活発ですので、FDG-PET画像でがんが検出されます。

当センターで稼働しているPET装置には半導体検出器が搭載されていて、高解像度のPET画像が得られます。これまでは直径8ミリメートル程度のがん病巣であれば検出できると言われていましたが、半導体検出器搭載型PETでは最小3ミリメートルの病巣が検出できています。
しかしながら、1センチメートル以上のがん病巣があってもFDG-PETで発見できない場合もあり、FDG-PETで検出しにくいがんが存在しますので、FDG-PETは決して万能であるとは言えません。

がん検診の申し込みと検査について

がん検診は、提携医療機関である秋田県総合医療保健センターの一般検診を受診する方を対象に、秋田県総合保健センターが申し込み先となっています。がん検診に関する当センターへの直接の受診申し込みは受けつけておりません。
がん検診の申し込み窓口および、検査の方法と概容は以下の通りです。

提携医療機関(検査申し込み窓口)

秋田県総合保健センター

  • 郵便番号: 010-0874
  • 住所:秋田市千秋久保田町6番6号
  • 電話:018-831-2011

受診対象者

提携医療機関(秋田総合保健センター)の人間ドックのPET検診(がん検診コース)の受診者に限ります。コース内容は人間ドック、腫瘍マーカー、胸部CT、PET検診となります。

検査項目

秋田県立循環器・脳脊髄センターで行う検査はPET/CTと胸部CTです。

使用PET/CT装置

PET/CT検査にはSiemens社製半導体検出器搭載型PET/CT(Biograph Vision)を用いています。

PET/CT検査に際して気をつけていただくこと

検査前4時間は絶食です。水やお茶は飲んでも構いませんが、糖分が含まれている飲み物は避けることになります。
検査に際して18F-FDGを静脈注射し、注入した薬が全身に行き渡るまで指定された待機室で約1時間、安静にしていただきます。
PET/CTでの撮影は約30分間、仰臥位を保持することになります。検査中に動いてしまいますと良好な画像が得られませんので、検査中は体を動かさないようにしていただきます。

担当スタッフ

PET核医学認定医と核医学専門技師、および専従スタッフが担当します。

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