リハビリテーション科診療部
<目標>
病院完結型の脳卒中医療を目指します
<診療部の特徴>
2008年5月に開設された新しい診療部です。脳卒中発症直後から自宅退院するまで、医師、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカーが一丸となって、サポートするチーム体制で診療にあたっています。センターの特性を生かし、急性期病棟から回復期病棟へ継ぎ目のない医療サービスの提供を行ない、個々の病状や退院後の生活環境を考慮し、退院をサポートしています。ですから、リハビリテーションは脳卒中医療の中では中心的存在にあります。
なお、脳卒中のリハビリテーションは365日提供しています。
また、2014年に新設された脊髄脊椎外科の患者のリハビリテーションも行なっています。
残念ながら、通院リハビリテーションは行なっておりません。
<担当者>
医師は脳卒中医療全般(治療、リハビリテーション、地域連携、スポーツ医学)に精通しています。
看護師は一定の研修を行なって、日々、ブラッシュアップしています。
療法士は機能訓練部に属して、臨床と研究を行っています。
医療ソーシャルワーカーは福祉サービスの案内の他、地域の病院や施設等と連携をとって、福祉全般をサポートしています。
<1週間の流れ>
ベットサイドで脳卒中患者すべての状況の情報収集を行なっております。
月曜日
*回復期リハビリテーション病棟総回診(1回/週)
リハビリテーション科医師、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカーが回復期病棟のベットサイドでリハビリテーションの状況や患者の状態を共有し、主にその週の方針等をたてていきます。
*急性期病棟リハビリテーション部門回診(3回/週)
リハビリテーション科医師、看護師、療法士が急性期病棟のベットサイドでリハビリテーションの状況や患者の状況を共有し、今後の方針をたてていきます。脳卒中急性期患者の状態は日々変化するので、状況に応じて、回復期病棟の移動を検討していきます。
火曜日
*回復期リハビリテーションカンファレンス(2回/週)
リハビリテーション科医師、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカーが、回復期病棟に移動された患者の退院に向けた短期・長期の目標を個々の状況に合わせて、検討していきます。また、入院期間中は1ヵ月毎に各患者のリハビリテーションの状況や社会福祉の介入状況も検討していきます。後日、決定した方針を患者・家族に伝え、退院への目標にしてもらっています。
*回復期リハビリテーション病棟回診(4回/週)
リハビリテーション科医師、看護師が、ベットサイドで日々の患者の状況を把握し、細かな問題点等を検討していきます。
*脳神経外科診療部病棟回診への同行(2回/週)
療法士が脳神経外科医師の回診に同行し、リハビリテーションの状況の情報を共有して、担当診療部としての方針をたてていってもらっています。
水曜日
*急性期病棟リハビリテーション部門回診
*回復期リハビリテーション病棟回診
*急性期リハビリテーションカンファレンス(1回/週)
脳卒中診療部医師、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカーが、リハビリテーションの状況の情報を共有して、担当診療部としての方針をたてていってもらっています。
木曜日
*嚥下造影/嚥下内視鏡検査(1回/週、1~2名施行)
主治医、リハビリテーション科医師または言語療法士が検査必要とした場合に行なっています。
*回復期リハビリテーションカンファレンス
*回復期リハビリテーション病棟回診
*脊髄脊椎外科リハビリテーションカンファレンス(1回/週)
脊髄脊椎外科診療部医師、看護師、療法士、医療ソーシャルワーカーが、リハビリテーションの状況の情報を共有して、担当診療部としての方針をたてていってもらっています。
金曜日
*回復期リハビリテーション病棟回診
*急性期病棟リハビリテーション部門回診
*脳神経外科診療部病棟回診への同行
*脳卒中診療部病棟回診への同行(1回/週)
療法士が脳卒中診療部医師の回診に同行し、リハビリテーションの状況の情報を共有して、担当診療部としての方針をたてていってもらっています。
<研究報告>
- 後方連携について調査し、回復期リハビリテーション病棟協会第29回研究大会で発表しました。