【地方独立行政法人 秋田県立病院機構】秋田県立脳血管研究センター

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センターのご紹介

センター長ごあいさつ

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「脳卒中の撲滅」から「脳心血管病の撲滅」への新しい展開 -脳神経・循環器疾患の診療と研究を通して県民の健康を支えます-

 

秋田県立脳血管研究センターは、脳・循環器疾患の診療と研究を通じて、県民の健康を守り、医学・医療の向上に貢献することを理念としています。
 
当センターが「脳卒中の撲滅」という秋田県民の切実な願いから設立され、約半世紀が経過しようとしています。その中で脳と血管に関する診療と研究に対して当センターが果たしてきた実績は、医学・医療の進歩にいくばくかの貢献をして来た自負を持っています。特にPETという診断機器の開発には中心的な役割を果たしており、脳の血流や代謝を正確に画像化することができ、国内外から高い評価をいただいてきました。現在では、PETをはじめ、CT、MRI、など脳神経の診断に不可欠な検査機器はいずれも最新のものを導入し診断の精度を向上させています。また脳神経外科の手術の開発や、脳卒中診療部での診療科横断的な脳卒中治療、外科医の教育システムの構築、などの取り組みに関しては日本の中でもさきがけとなって行ってまいりました。脳卒中などの脳神経疾患においては、急性期から高度で専門的な治療を提供し、少しでも後遺症の軽減につなげることのできる体制があります。先進的なガンマナイフ治療や血管内治療の体制も充実してきました。また2014年から脊髄脊椎疾患に対する外科治療の専門チームが、県民の方々の生活の質をより良くするために努力を重ねております。また脳卒中後などの機能回復のために、回復期病床の整備など継ぎ目のない機能回復訓練の体制を有しています。
 
しかし問題は決して解決されたわけではありません。むしろ人口動態や社会の大きな変化にも伴い、新たな課題も出現しています。その中で秋田県民が健康寿命を伸ばし、いきいきとした生活を送るためにも、「脳卒中の撲滅」というのは当センターの変わることのない最大の目標であるのは言うまでもありません。そのいっぽう最近「脳心血管病」という表現が使われるようになったことからもわかるように、脳卒中などの脳神経疾患と心筋梗塞・不整脈などの循環器疾患を‘包括して’全身の血管病をいかに予防・治療していくかが大事であると言われる時代になりました。その中で2015年4月から当センターは循環器分野を強化し、脳と循環器の高度な専門的医療を包括的に提供する体制を整備しています。今後184床への増床に向けて準備を進め、2019年度までに集中治療室や手術室も含めた増築工事を行い、「脳心血管病の撲滅」に向けた新たな展開として、脳神経疾患の専門スタッフと循環器疾患の専門スタッフが一体となったチーム医療の実現を目指しています。
 
何よりも病気にならないよう予防するのが大切であることは言うまでもありません。当センターでは予防のための研究を進めている他、その成果を引き続いて情報提供や講演会、健康教室などで皆様にお伝えする活動を行っています。また脳・循環器疾患に取り組む専門医や看護スタッフ・医療技術者など、秋田県民の健康を支える良き医療スタッフを育てていくことも使命と考えて、取り組んでいます。
 
当センターは今後も研究、診療、教育の質をたゆまなく向上させ、脳神経疾患と循環器疾患の診療と研究を通して県民の健康を支えるよう邁進してまいります。

 

秋田県立脳血管研究センター センター長 石川 達哉

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